ポジティヴ・パンクと云われていたけれど、とってもグラムでポップなスペイシメン(SPECIMEN)の名曲『THE BEAUTY OF POISON』1983年♪

newwave-subculmoon2010-12-17


★スペイシメン(Spacimen)はバットケイヴ(BATCAVE)発祥の華やかなバンドで、1983年に1stアルバム『Batastrophe』をリリース。当時「ポジティヴ・パンク」というムーヴメントの中でも一際ポップ色を強く打ち出し、ファッションやメイクも煌びやかで、70年代のグラムロック経由の新しいニュー・ウェイヴ・バンドであったと想う。懐かしいのですが当時「ポジティヴ・パンク御三家」と呼ばれていたバンドは、セックス・ギャング・チルドレン(Sex Gang Children)、ザ・サザン・デス・カルト(The Southern Death Cult)、ダンス・ソサエティ(Danse Society)。個人的にこの中ではダンス・ソサエティが好きでした。

このスペイシメンは短命でメンバーはそれぞれの道へ。この1983年時のメンバーは5人。ヴォーカルのオリー・ウィズダム(Olli Wisdom)は後にスペース・トライブ(Space Tribe)として活躍、ギターのジョン・クレイン(Jon Klein)は ヨーロピアンズ(Europeans)を経てスペイシメンへ、そして大物バンドのスージー&ザ・バンシーズ(Siouxsie & The Banshees)へ、キーボードのジョニー・メルトン(Johnny Melton)ことジョニー・スラット(Jonny Slut)は現アトマイザー(Atomizer)、ベースのケヴ・ミルズ(Kev Mills)はフレッシュ・フォー・ルル(Flesh For Lulu)へ、ドラムのクリス・ベル(Chris Bell)はトンプソン・ツインズ(Thompson Twins)を経てスペイシメンへ、そして美形の双子マイケルとジョンのアシュトン兄弟のジーン・ラヴズ・ジザベル(Gene Loves Jezebel)へ...と、なかなか面白く繋がり合いながら今も現役で音楽シーンで活動中なのは嬉しいです。

スペイシメンというとこの曲!『The Beauty Of Poisin』は欠かせないですね。シングル曲でもあり1stアルバムにも収録されていました。嘗てはなかなか動画を観ることは困難でしたが、今はYouTubeで結構色々観れる時代となりました。ビジュアル的にも動画と共に視聴した方が雰囲気が伝わりやすいバンドもニュー・ウェイヴには多いように想います。

SPECIMEN / THE BEAUTY OF POISON


★『sub-culture』のイベントでも定番曲となっています(DJは主にmine氏)♪

chouchouでした。