テレビで観た衝撃!初めて知ったザ・ジャム(THE JAM)とポール・ウェラー(PAUL WELLER)♪

newwave-subculmoon2010-03-05


★モッズ・アイコンあるいはモッズ・ファーザーとも呼ばれるポール・ウェラーPAUL WELLER)はジャム(THE JAM)の頃から今も好き。熱狂的なファンの方々には恐縮ながら、少女時代の私がまたしても動く映像から知り得たお方で、先述のプリテンダーズの映像が流れた番組だった。所謂ポスト・パンク〜ニュー・ウェイヴという時代からの私はジャムも後追い。最初に買ったのはラスト・アルバムとなってしまった『ザ・ギフト』(1982年)である。

ジャム(THE JAM)という名は音楽雑誌の「パンク」という括りでもよく登場していたので名前は知っていた。思えば、小学生の頃、「今ロンドンでは」とか「パンクファッションが大流行」というような記事を目にしていた。ストリートを歩くパンクファッションに身を包んだ人々が載っていた。けれど、私は特に感化されることもなく漠然としたイメージだけが残っていた。少女マンガの中の美少年や美少女、我がアイドルである郷ひろみの方が断然「美しい!」存在であった。その時の私が中学生や高校生ならもっと違ったかもしれないけれど。70年代のあのパンクの衝撃を体験していないことは実に残念。なので、当時のお話を先輩たちにお聞きするのが好きなのです。

こんな私がデヴィッド・ボウイという存在を知り、「この世の者とは思えない美!」を動くお姿に感じたことから一気に瞬く間に洋楽へと傾倒してゆく。次第に多感な年頃にもなり体調を崩したりと帰宅組になって行った頃。多分、「パンク特集」のような紹介の中でのジャム(THE JAM)であったと想うのだけれど、それまでのイメージが吹っ飛んでしまった。パティ・スミスリチャード・ヘルのファッション・スタイルが好きだったけれど、彼らとも違う。黒いスーツでネクタイ姿の3人。ヴォーカル&ギターは若き日10代のポール・ウェラーPAUL WELLER)!「これがジャムなんだ!!」っと画面に釘付けとなる。スリムな体型でカッコイイのだ。またお顔も実に美形であるので私はその日から「ポール・ウェラー」のファンとなったように想う。どんなギターをお持ちでどんな音楽を作られても、ポール・ウェラーの作品なので気になるという存在。実にミーハーなのですが、私の心が躍るのだから理屈などどうでもよいと想う。

私は白人音楽で育ったと想う。今も店主に比べてブラック・ミュージックの知識も希薄。「モータウン」という音楽を聴いてみようと想ったのはポール・ウェラーが影響を受けたと聞いて。カーティス・メイフィールドのアルバムを聴き感動できたのもポール・ウェラー経由のこと。ポール・ウェラーに興味を持てずに居たなら、今も聴いたことはなかったかもしれない。ボウイやルキノ・ヴィスコンティや耽美好きの私がポール・ウェラーに熱を上げる様を友人に「理解できない...」と云われた。きっとポール・ウェラーの「熱さ」のようなもの、基本にあるブラック・ミュージック的なものを強く感じ取られるからだろうと想った。けれど、ボウイだってルーツにはブラック・ミュージックは欠かせないけれど、私はボウイやポール・ウェラーが影響を受け、吸収して作られてゆく作品たちが好きなのであり、何よりも容姿が美しいことが私には大きなこと。なので、「理解できない」と云われても上手く説明することすら出来ずにただ「カッコいいから♪」ってトキメクことしかできないのだった。

「好きだ!」と想うことに音楽理論など無くても良いし、追求したければする。「カッコいいことは時にカッコ悪く、また、カッコ悪いことが時にカッコいい!」ことがある。その感じ方は人それぞれだろう。「好きだ!」と想うことを安易なイメージのみで否定された時ほど悲しいことはない。伝わらないから口籠ってしまう自分も情けないけれど。私は知らないことは知らないし、好きなことは好きを突き進むだけ。薀蓄は後から自然とやって来るので、そうしたことを含めて日々発見と学びの連続♪

THE JAM / IN THE CITY


★初めて観た映像はポール・ウェラーが高くジャンプするライヴだったのですがファッションは似ています。1977年のジャム(THE JAM)の名曲『IN THE CITY』です。カッコイイ!!

chouchouでした。